サステナビリティ

MS&ADインシュアランスグループとサステナビリティ

MS&ADインシュアランス グループは、保険事業という公共性の高い事業を中心に、社会課題を解決し社会への価値を提供するとともに、MS&AD グループ自身も価値を享受するというビジネスモデル「価値創造ストーリー」を掲げています。
中期経営計画(2022~2025年度)では、価値創造ストーリーを実践し、リスクソリューションのプラットフォーマーとして、社会課題の解決へ貢献し社会と共に成長する「レジリエントでサステナブルな社会を支える企業グループ」をめざすこととしています。
また、MS&ADグループとステークホルダーの双方にとって重要度が高い課題の解決を目指し、「地球環境との共生(Planetary Health)」「安心・安全な社会(Resilience)」「多様な人々の幸福(Well-being)」を重点課題と位置づけ、取り組んでいます。

重点課題 社会課題 主な取組内容

地球環境との共生

(Planetary Health)

  • 地球温暖化の進行
  • 自然資本のき損
  • 環境汚染
  • 非循環型経済
  • 気候変動への対応
    ー2050年ネットゼロに向けて
  • 自然資本の持続可能性向上

安心・安全な社会

(Resilience)

  • 新しいリスクの発現
  • 大規模地震
  • 感染症の拡大
  • 地域産業の衰退
  • 新たなリスクへの対応
  • 防災・減災
  • 地方創生
    ーレジリエントで包摂的な地域社会づくり

多様な人々の幸福

(Well-being)

  • 高齢化・少子化の進展
  • 人権侵害
  • 多様性の排除
  • 貧困・格差拡大
  • お客さまのWell-Beingを支える
    商品・サービスの提供
  • 人権尊重の推進
  • 社員のWell-Being向上

三井住友海上プライマリー生命とサステナビリティ

当社は、お客さまの多様なニーズにお応えする生命保険商品・サービスの提供を通じて、お客さまの資産形成や資産寿命の延伸といった社会課題の解決と当社の持続的な成長・企業価値向上に取り組んでいます。
中期経営計画(2022~2025年度)においては、当社の成長ビジョン・戦略を支える「基盤取組」において「サステナビリティ」を1つの大きな柱と位置付け、MS&ADグループ各社と共に3つの重点課題への取組みを推進しており、特に当社事業と関連が深い「多様な人々の幸福(Well-being)」に関する重点的な取組みを行っています。
当社は、MS&ADグループとも連動しながら、生命保険商品・サービスの提供といった事業活動に加え、機関投資家としてのESG投資、人権の尊重、地球環境への取組み、社会貢献・文化活動等の様々な事業活動を通じて、「レジリエントでサステナブルな社会」の実現に貢献することを目指しています。

生命保険商品・サービスの提供

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 10.人や国の不平等をなくそう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 16.平和と公正をすべての人に
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

当社は、「お客さま第一」の活動を原点としながら、お客さまの多様なニーズにお応えするとともに、資産形成や資産寿命の延伸といった社会課題の解決に貢献できる生命保険商品・サービスを提供しています。
また、金融機関窓販事業においては、“代理店から一番に相談され信頼されるパートナー”として、きめ細かな営業サポートや人財育成を支援する教育・研修の提供を通じて、全国の金融機関代理店と共に成長することで、銀行・金融サービスの維持・拡大と地方経済の活性化に取り組んでいます。

生命保険商品

「ふやす」「のこす」「わたす」「そなえる」といったお客さまの多様なニーズにお応えし、資産形成や資産寿命の延伸といった社会課題の解決に貢献できる、多彩な商品ラインナップをご用意しています。

サービス

当社は、お客さま一人ひとりにとって、わかりやすく、ご利用いただきやすいサービスの開発・提供に取り組んでいます。
ご高齢のお客さまにも安心してご契約を継続していただけるよう、「ご家族登録サービス」「指定代理請求特約」といったご契約上のしくみのほか、お電話でのお問い合わせ時に音声ガイダンスを介さずに直接オペレーターにおつなぎする「ハートフルラインサービス」をご提供しています。また、お客さま視点に立ったわかりやすい情報提供に向けたUCDの積極的な活用や手話・筆談通訳サービスのご提供等を行っています。

  • 伝えたい相手が正しい判断をできるように、「見やすい、わかりやすい、伝わりやすい」情報のコミュニケーションを実現するための考え方。
「お客さまの声」を真摯に受けとめ、商品・サービスの開発・改善や経営に活かす取組み

お客さまに最高品質の商品とサービスをご提供するために、お客さまの声を真摯に受け止め、商品・サービスの開発・改善や経営に活かす態勢を構築しています。

代理店向けの教育・研修の充実に向けた取組み

お客さまの多様なニーズにお応えする最適な商品のご提案のほか、代理店が有する人財育成等の様々な課題解決に向け、代理店サポートや教育・研修面での支援を積極的に推進しています。

ESG投資の推進

  • 1.貧困をなくそう
  • 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 12.つくる責任 つかう責任
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

MS&ADグループでは、投資家が社会的な責任を果たすために必要な投資原則として国連が公表した「責任投資原則(PRI)」に2015年6月に署名し、グループ全体で意思決定プロセスにESG(環境・社会・ガバナンス)課題を考慮した投資活動の取組みを推進しています。
2023年度は、グループ共同のインパクト投資への取組みとして、森林の保全・管理の改善に伴うCO2吸収量の拡大から得られるカーボンクレジットの獲得を主な目的とした森林ファンドへの投資を行いました。また、グリーンボンド等のESG債や、EUによるサステナブルファイナンス開示規制(SFDR)第8条に適合するファンドに投資を行いました。

人権尊重への取組み

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 10.人や国の不平等をなくそう
  • 12.つくる責任 つかう責任
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

当社は、「MSADインシュアランス グループ人権基本方針」に基づき、あらゆる世代の多様な立場の人々が、保険金融サービスにアクセスできるよう、取り組んでいます。
またMS&ADグループ各社と共に「人権デュー・ディリジェンス」を推進しています。

社員のWell-Being向上

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 8.働きがいも経済成長も

社員の心身の健康が、社員自身のQOL(Quality of Life:生活の質)の向上のみならず、当社の目指す姿の実現に欠かせない要素と考え、「健康経営宣言」を制定しています。
また、様々な制度の導入や研修の実施を通じて、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを推進しています。

地球環境への取組み

MS&ADグループは、温室効果ガス排出量を2050年度までにネットゼロにする目標を掲げ、取組みを進めています。
同取組みのもと、当社は、2030年度目標に向けた温室効果ガス排出量の削減目標を設定し、事業活動において排出される温室効果ガスの削減に取り組んでいます。

MS&ADグループは、自然環境の保全・再生や環境負荷低減、防災減災・地方創生等に取り組む活動を「MS&ADグリーンアースプロジェクト」として 推進しています。
社内での環境負荷低減やお客さまと連携したペーパーレス取組みのほか、生物多様性を保全しながら、自然の恵みを防災減災や地域活性化に活かす考え方を「グリーンレジリエンス」と称し、国内3か所のフィールドでNPOや研究者などと進めています。


当社は「三井住友海上プライマリー生命 行動憲章」において、社員一人ひとりが果たすべき7つの責任の一つに「環境への責任」を掲げています。「MS&ADインシュアランス グループ 環境基本方針」のもと、環境負荷低減の取組みを積極的に推進しています。

  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 14.海の豊かさを守ろう
  • 15.陸の豊かさも守ろう

社会貢献活動、文化活動への取組み

社会貢献活動

事業活動において環境や社会との相互影響を考慮し行動することを通じて、企業価値の向上を図るとともに、持続可能で強くしなやかな社会づくりに貢献します。

文化活動への取組み

当社は生命保険事業を営む傍ら、世界一流の芸術・文化の紹介を通じた、文化活動に取り組んでいます。

  • 4.質の高い教育をみんなに