サステナビリティ
MS&ADインシュアランスグループとサステナビリティ
MS&ADインシュアランスグループは、2030年に目指す社会像として「レジリエントでサステナブルな社会」を掲げています。
国連が提唱しているSDGs(持続可能な開発目標)を道標(みちしるべ)として、「価値創造ストーリー」を紡ぐ企業活動を通じ、「社会との共通価値の創造(CSV:CSV=Creating Shared Value)」を重点課題に位置付け、「目指す社会像」の実現に向けて取り組んでいます。
三井住友海上プライマリー生命とサステナビリティ
当社は、SDGsの「3:すべての人に健康と福祉を」を中心に、MS&ADグループの「社会との共通価値の創造(CSV:CSV=Creating Shared Value)」として、重点課題のひとつである「元気で長生き」を支える商品・サービスの提供を通じ、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでいます。
また、重点課題を支える取組みとして、「社会の信頼に応える品質」の向上、「社員がいきいきと活躍できる経営基盤」のさらなる強化を行っています。
さらに、社会の一員として、社員が主体的に地球環境保全や地域社会への貢献活動を行うなど、その持続的発展に寄与しています。
商品・サービス
「人生100年時代」を見据えた多彩な商品やご高齢のお客さまに配慮したサービスなど、お客さまのニーズに応える商品・サービスの提供に努めています。
「ふやす」「のこす」「わたす」「そなえる」といったお客さまの多様なニーズにお応えするため、多彩な商品ラインアップをご用意しています。
「ご家族登録サービス」「指定代理請求特約」をお客さまへ積極的にご案内し、ご利用の促進を図っています。
また、ご高齢のお客さま、障がいのあるお客さまに配慮した対応を目指しています。
お客さまに最高品質の商品とサービスを提供し続けるために、全社員がお客さまの声を真摯に受け止め、商品・サービスの開発・改善に活かす態勢を構築しています。
ESG投融資の推進
MS&ADグループでは、投資家が社会的な責任を全うするために必要な投資原則として国連が公表した「責任投資原則(PRI)」に2015年6月に署名し、グループ全体で意思決定プロセスにESG(環境・社会・ガバナンス)課題を考慮した投資活動の取組みを推進しています。
2017年2月、当社はグループ3社と共同で、世界銀行が発行する開発途上国の持続的発展を目的としたサステナブル・ディベロップメント・ボンドに投資を行いました。
以降当社では、投資判断においてESGに関する基準を設定し、収益性の確保を前提として、持続可能な社会の形成に寄与しています(2020年度の投資実績:3,350百万円)。
社会の信頼に応える品質
重点課題を支える取組みとして、「社会の信頼に応える品質」の向上に取り組んでいます。
当社は、「お客さま第一の業務運営に関する方針」の策定および本方針に基づく取組みの総括・公表等を通じて、取組みを推進しています。また金融庁の「顧客本位の業務運営に関する原則」等を踏まえ、本方針の改定・見直しを行うなど、取組みを強化しています。
お客さまの多様なニーズにお応えし、最適な商品を提案するための代理店支援を積極的に推進しています。
地球環境保全、社会貢献活動
MS&ADグループでは、2050年度までにCO2排出量を実質ゼロ(ネットゼロ)とする目標を設定し、その目標の達成に向けて、グループ各社のCO2排出量削減に加え、お客さま、代理店、投融資先企業などのステークホルダーとともに、本取組みを進めています。
また、MS&ADグループは気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に賛同し、このガイドラインに沿ってESGデータ・資料の情報を開示しています。
当社は、地球環境問題を経営の重要課題として位置付け、企業活動を通じて地球環境の保全に取り組んでいます。
「三井住友海上プライマリー生命 行動憲章」では、社員一人ひとりが果たすべき7つの責任の一つに「環境への責任」を掲げており、「MS&ADインシュアランス グループ 環境基本方針」のもと、環境保全活動を積極的に推進しています。
事業活動において環境や社会との相互影響を考慮し行動することを通じて、企業価値の向上を図るとともに、持続可能で強くしなやかな社会づくりに貢献します。
当社は生命保険事業を営む傍ら、世界一流の芸術・文化の紹介を通じた、文化貢献活動に取り組んでいます。
社員がいきいきと活躍できる経営基盤
重点課題を支える取組みとして、「社員がいきいきと活躍できる経営基盤」の構築に取り組んでいます。
- 社員の心身の健康が、社員自身のQOL(Quality of Life:生活の質)の向上のみならず、当社の目指す姿の実現に欠かせない要素と考え、「健康経営宣言」を制定しています。
- 当社は「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に3年連続で認定されており、2020年度は、スポーツ庁が推進する「スポーツエールカンパニー」にも認定されました。
- 女性リーダーの活躍と継続的な輩出※1に向けた女性活躍推進研修や、ライン部長などを対象に性別に関するアンコンシャス・バイアスをテーマとした研修を実施しています。
- 育児休業中の社員と育児休業から復職した経験のある社員とのWEB交流会を開催し、スムーズな職場復帰と復職後の仕事と育児の両立につなげています。
- 2020年度より男性の育児休業取得推進を目的に育児休業の一部を有給とする制度を導入しています。
- さまざまな障がいのある社員が健常者と同じように働いており、管理職を担う社員もいるなど各職場で主体的な役割を果たして活躍しています。
- 障がい者など多様な人々の視点に立ち、適切な理解のもと行動するための「ユニバーサルマナー」※2の理解と定着を図る社内研修を実施しています。
- ※1管理職に占める女性社員の割合:16.3%(2021年4月時点)
- ※2出典:一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会